歯ぎしり・食いしばりの原因って何?リスクと対策|日進かぐやまデンタルクリニック|日進市梅森町株山の歯医者

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歯ぎしり・食いしばりの原因って何?リスクと対策


皆さん、こんにちは。愛知県の日進かぐやまデンタルクリニックです。今回は、歯ぎしりや食いしばりに関するコラムをお届けします。


夜間の歯ぎしりや日中の無意識な食いしばりが気になる方は多いのではないでしょうか。これらの症状は、放置すると歯や顎の健康に悪影響を及ぼすリスクがあります。そこで、歯ぎしり・食いしばりの原因とリスク、そして改善に向けた対策について詳しくご紹介します。


▼そもそも歯ぎしり・食いしばりとは?


歯ぎしりや食いしばりは、無意識のうちに顎の筋肉を過度に使い、歯を強く噛みしめたり擦り合わせたりする行為です。


多くの場合、就寝中に起こりますが、日中の緊張状態でも発生することがあります。これにより歯が摩耗したり、顎関節に負担がかかったりするなど、さまざまな問題を引き起こします。


▼歯ぎしり・食いしばりの原因


歯ぎしり・食いしばりの主な原因は、以下の5つです。


【原因1】過度なストレス・疲労

歯ぎしりや食いしばりの主な原因として、過度なストレスや疲労が挙げられます。精神的な緊張が続くと、無意識に顎の筋肉に力が入ることが多くなります。


特に、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が増えると、筋肉の緊張が増し、歯ぎしりが誘発されることがあります。


【原因2】睡眠障害

不眠症や浅い睡眠など、睡眠の質が低下することで歯ぎしりが引き起こされることがあります。深い眠りに達しない場合、筋肉が適切にリラックスできず、歯ぎしりが発生しやすくなるのです。


睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害も、歯ぎしりのリスクを高める要因です。こうした睡眠障害を改善することは、歯ぎしりの予防につながる場合があります。


【原因3】悪い噛み合わせ

噛み合わせが悪いと、顎の筋肉に無理な力がかかり、歯ぎしりや食いしばりを引き起こす原因となります。この状態が続くと、歯や顎の関節に負担がかかります。


特に、上下の歯が均等に噛み合わない場合、特定の歯に過度な力がかかり、その部分が摩耗しやすくなります。噛み合わせの異常は、専門的な治療によって改善することが可能です。


【原因4】飲酒・喫煙

アルコールやタバコは、リラックス効果がある反面、逆に筋肉の緊張を高め、歯ぎしりのリスクを増大させることがあります。就寝前の飲酒や喫煙は、睡眠の質を低下させ、歯ぎしりを引き起こす要因になりやすいため注意が必要です。


【原因5】うつ伏せ寝

うつ伏せで寝ると、顎に直接的な圧力がかかり、歯ぎしりの原因となることがあります。寝姿勢が歯ぎしりに影響するため、寝る姿勢の改善も大切です。


基本的には仰向けで寝ることで、顎への圧力を減らし、歯ぎしりを予防することができます。また、枕の高さや硬さも影響するため、自分に合った寝具を選ぶことが重要です。


▼歯ぎしり・食いしばりを放置するリスク


歯ぎしりや食いしばりを放置すると、歯がすり減ったり、むし歯や歯周病が進行したりするリスクが高まります。歯の摩耗によって歯の高さが減少し、噛み合わせが変化することで、さらに顎関節に負担がかかります。また、顎関節への負担から顎関節症を引き起こすこともあるでしょう。


さらには、歯茎や顎の筋肉の疲労感、頭痛、肩こりなど全身の健康にも影響を及ぼすことがあるため、早めの対処が重要です。歯ぎしりによる強い力は歯の神経にダメージを与え、最終的には歯の破折や神経の損傷につながるリスクもゼロではないのです。


▼歯ぎしり・食いしばりの対策方法


歯ぎしり・食いしばりの習慣がある方は、以下の方法で対策しましょう。


【対策1】ストレス・疲労の解消

歯ぎしりや食いしばりの改善には、まずストレスや疲労を解消することが大切です。適度な運動やリラックス法(深呼吸や瞑想など)を取り入れることで、精神的な緊張を和らげ、歯ぎしりを減らす効果が期待できます。


また、十分な睡眠を取ることも重要です。リラックスできる環境を整え、睡眠の質を向上させることで、無意識の歯ぎしりを予防することができます。


【対策2】噛み合わせの治療

悪い噛み合わせが原因の場合、歯科での噛み合わせ調整が有効です。噛み合わせを整えることで、顎への負担を軽減し、歯ぎしりや食いしばりのリスクを低減させることができます。


歯がない部分がある場合は、入れ歯やブリッジなどで欠損部を補いましょう。そうすることで噛み合わせが安定して顎関節や歯の負担が減少し、長期的なお口の健康維持に繋がります。


また、矯正治療を行うことも噛み合わせを根本から改善する方法も選択肢として挙げられます。


【対策3】ナイトガードによるスプリント療法

ナイトガードというマウスピースを使用することで、睡眠中の歯ぎしりを予防できます。ナイトガードは歯と歯が直接接触するのを防ぎ、歯の摩耗を抑える効果があります。


ナイトガードは、柔らかい素材で作られているものから硬い素材で作られているものまであり、患者様の症状に応じて適切なものを選択します。また、定期的にナイトガードの状態をチェックし、必要に応じて調整を行うことも大切です。


▼まとめ


今回は、歯ぎしり・食いしばりの原因やリスク、対策方法について、愛知県の日進かぐやまデンタルクリニックが解説しました。


歯ぎしりや食いしばりは、放置すると歯や顎に深刻な影響を与えるリスクがあります。しかし、原因を理解し、適切な対策を取ることで、そのリスクを軽減することが可能です。


当院では、患者様一人ひとりに合った治療を提供しております。歯ぎしりや食いしばりにお悩みの方は、ぜひご相談ください。皆さまの健康な歯と笑顔をサポートいたします。

日進かぐやまデンタルクリニック
歯科医師
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