ブログ

噛み合わせを考慮したインプラント治療とは?


歯を正常に機能させる上で「噛み合わせ」というのは、極めて重要な役割を果たしています。この噛み合わせは、ちょっとした詰め物や被せ物でも変化するものであり、失った歯を補う入れ歯やブリッジといった補綴装置では、驚くほど大きな変化をもたらすものであるため、十分な注意が必要です。


そんな入れ歯による、がたつきや噛みにくさに悩まされている方には、噛み合わせまで精密に調整できるインプラント治療がおすすめです。ここではがたつきのある入れ歯を使い続けるデメリットや、噛み合わせまで考慮したインプラント治療の特徴などを愛知県の日進かぐやまデンタルクリニックが解説します。


▼合わない入れ歯を使い続けるデメリットは?


合わない入れ歯を使い続けると、以下に挙げるようなデメリットがあるため注意が必要です。


  1. 1.噛み合わせの悪化

合わない入れ歯は、噛み合わせに不均衡を生じさせます。これにより、食事をする際に片方の顎ばかりを使うようになり、顎関節症や筋肉の不調和を引き起こすリスクが高まります。噛み合わせが悪化すると、全体の歯列にも悪影響を与えることがあります。


  1. 2.顎関節への負担

合わない入れ歯を使い続けると、顎関節への負担が増加します。特に、硬い食べ物を噛む際に強い力が必要になり、顎関節に過度のストレスがかかることで、痛みや違和感が生じることがあります。


  1. 3.口内炎や傷の原因

合わない入れ歯は、口内の柔らかい組織に不適切な圧力をかけ、口内炎や傷の原因となることがあります。これらの傷は治りにくく、長期間にわたって痛みを伴うことがあります。また、慢性的な炎症は感染症のリスクも高めます。


  1. 4.食事の楽しみが減る

合わない入れ歯を使い続けることで、食べ物の噛み砕きが不十分になり、食事が楽しめなくなることがあります。硬い食材を避けるようになると、食事のバリエーションが減り、栄養バランスにも影響を与えかねません。


  1. 5.発音の乱れ

入れ歯が合わないと、発音が不明瞭になることがあります。特に、前歯の噛み合わせが悪いと、サ行やタ行の発音が難しくなり、コミュニケーションに支障をきたすことがあります。


  1. 6.精神的なストレス

合わない入れ歯を使用することで、常に不快感や違和感を生じるため、日常生活において精神的なストレスが増加します。このストレスは、社会的な活動を避ける原因となり、生活の質を低下させることもあります。


▼インプラントにすると何が変わる?


このように、適合性の悪い入れ歯は、噛むという機能だけでなく、話す機能や精神面にまで悪影響をもたらすことから、無理して使い続けることはおすすめできません。そこで気になるのが、合わない入れ歯をインプラントにした場合の変化やメリットです。がたつきがある合わない入れ歯を顎の骨に人工歯根を埋め込むインプラントに置き換えると、次に挙げるようなメリットが得られます。


  1. 1.自然な噛み合わせの回復

インプラントは、天然の歯に近い機能を持つため、噛み合わせが自然に整います。これにより、食事の際に均等に噛むことができ、顎関節への負担も軽減されます。噛み合わせのバランスが取れることで、顎や顔全体の筋肉の調和も改善されます。


  1. 2.食事の楽しみが復活

合わない入れ歯では難しかった硬い食べ物や、噛み応えのある食材も、インプラントにすることで問題なく楽しめるようになります。これにより、食事のバリエーションが広がり、栄養の偏りを防ぐことができます。また、食事がスムーズにできることで、食べる楽しみが戻り、生活の質が向上します。


  1. 3.発音の改善

インプラントは、しっかりと固定されているため、発音が明瞭になります。特に、サ行やタ行の発音がしやすくなり、会話がスムーズに行えるようになります。これにより、コミュニケーションが円滑になり、社会生活にも自信が持てるようになるでしょう。


  1. 4.口腔内の健康維持

インプラントは、周囲の歯に依存せずに独立して機能するため、隣接する健康な歯を削る必要がありません。また、インプラントは骨に直接固定されているため、入れ歯のようにズレたり外れたりする心配がなく、歯茎への負担も少なくなります。これにより、口腔内全体の健康を維持しやすくなります。


  1. 5.精神的な安心感

インプラントにすることで、入れ歯のズレや外れる心配から解放されます。これにより、外食や人前での会話など、日常生活での不安が軽減され、精神的な安心感が得られます。インプラントは長期的な安定性を提供するため、患者様の自信が高まり、積極的な生活が送れるようになります。


  1. 6.自然な見た目の回復

インプラントは、見た目にも天然の歯に近く、自然な仕上がりになります。これにより、笑顔や表情が自然になり、見た目の美しさが回復します。インプラントを選ぶことで、審美的な満足度も高まり、自信を持って笑顔を見せることができるようになります。


▼まとめ


今回は、噛み合わせを考慮したインプラント治療について、愛知県の日進かぐやまデンタルクリニックが解説しました。インプラントには顎の骨にしっかりと固定された人工歯根があるため、天然歯の噛み合わせまで忠実に再現できます。そんなインプラント治療なら、合わない入れ歯の問題を解消し、患者様に多くのメリットをもたらしてくれるでしょう。噛み合わせを考慮したインプラントは、口腔内の健康を維持しながら、生活の質を大幅に向上させる選択肢です。


日進かぐやまデンタルクリニック
歯科医師
⇒院長の経歴はこちら